16世紀ヨーロッパでは、すずらんの栽培が大変盛んでした。
花言葉は、「幸せの再来」。
わずか10歳でフランス王に即位したシャルル9世は、すずらんの花を贈られたことにとても感激し、宮廷の女性たちにも幸せを分けてあげようと、毎年5月1日にすずらんを贈ることにしたと言われています。
市中では、若い女性たちが白いドレスを身にまとい、男性たちは上着の襟元にすずらんの花を挿して、「すずらん舞踏会」なるパーティーを開いていたとのこと。
それ以来、フランスでは愛する人や大切な人にすずらんの花を贈る習慣を大切にしています。
5月1日だけは、誰でもすずらんを売っても良いというルールがあり、子供たちのお小遣い稼ぎにもなっているとか。
大切な人にすずらんを贈って、幸せのおすそ分けをしてみるのはいかがでしょうか?